「交換したばかりなのにまた漏れる」「材質が合っているか自信がない」「NBRとEPDMどちらを選べばいい?」
シール材のトラブルのほとんどは「材質選定ミス」と「取付ミス」で起きています。
このページでは、ガスケット・パッキンの選び方を現場目線で徹底解説します。
・使用流体から最適材質を選定
・ガスケット・パッキン・Oリングを幅広く取り扱い
・図面がなくても相談可能
この記事では、以下の3点が分かります。
「交換したのに漏れる…」という失敗を防ぐための基準を、分かりやすく解説します。
■ こんな現場トラブルありませんか?
【図解1】「ガスケット」と「パッキン」の違い

最大の違いは「動くか、動かないか」です。
| ガスケット(静的シール) | パッキン(動的シール) | |
|---|---|---|
| 役割 | 固定された接合面の隙間を埋める | 回転・往復運動する部分の漏れを止める |
| 主な場所 | 配管フランジ・タンク蓋・カバー合わせ面 | ポンプ軸封部・バルブ弁棒・シリンダー |
⚠️ 【鉄則①】動く部分にガスケットを使うとすぐ破損します。まず「動くか動かないか」を確認。
主要シール材「材質別」徹底解説
現場で「まず検討に上がる」5種類を紹介します。材質選定は使用流体・温度・圧力の3点で決まります。
① ニトリルゴム(NBR)「油・燃料系の定番!コスパ最強の万能選手」
✅ メリット:耐油性が高く、油圧・空圧・燃料系に最適。コストが低い。
⚠️ 注意点:水・温水・蒸気には弱い。屋外のUVにも注意。
② EPDM(エチレンプロピレンゴム)「水・蒸気・屋外用途の頼れるスタンダード」
✅ メリット:耐水性・耐候性・耐オゾン性に優れる。屋外設備に最適。
⚠️ 注意点:油・燃料には使用不可。膨潤するため要注意。
③ フッ素ゴム(FKM/バイトン)「薬品にも高温にも負けない、別格のエリート」
✅ メリット:耐薬品性・耐熱性が最高峰。200℃以上にも対応。
⚠️ 注意点:価格が高い。低温での柔軟性に注意。
④ シリコンゴム「食品・医療・高温環境のスペシャリスト」
✅ メリット:食品衛生法対応。耐熱性(-60℃〜200℃)が優秀。
⚠️ 注意点:耐油性・耐摩耗性が低い。動的シールには不向き。
⑤ PTFE(テフロン)「最強の耐薬品性。強酸・強アルカリも怖くない」
✅ メリット:ほぼすべての薬品に耐える。摩擦係数が低い。
⚠️ 注意点:弾性がないため、つぶし代の設計に注意が必要。
シール材 材質別 特性早見表
| 材質 | 耐油性 | 耐水性 | 耐熱性 | 耐薬品性 | コスト | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NBR | ◎ | △ | △(100℃) | △ | 低 | 油圧・燃料系 |
| EPDM | △ | ◎ | ○(150℃) | ○ | 低 | 水・蒸気・屋外 |
| フッ素ゴム | ◎ | ○ | ◎(200℃+) | ◎ | 高 | 薬品・高温 |
| シリコン | △ | ○ | ◎(200℃) | △ | 中 | 食品・医療 |
| PTFE | ◎ | ◎ | ◎(260℃) | ◎ | 高 | 強酸・強アルカリ |
⚠️ 【鉄則②】「とりあえずNBR」は油圧系のみ。水・蒸気はEPDM、薬品はフッ素を選びましょう。
【図解2】シール材選びの「3大チェックポイント」

ここまで読んで、
「自分の条件だとどれを選べばいいのか分からない」
と感じた方も多いと思います。
実際の現場では、温度・圧力・流体が複合するため、
カタログ通りに選んでも失敗するケースが少なくありません。
1. 流体の種類(何が流れる?)
水・油・蒸気・薬品か?材質との相性が合わないと、ゴムが溶けたりボロボロになります。
2. 圧力(どのくらい強い?)
高圧の場合、柔らかすぎる材質だと隙間から「吹き飛ぶ(はみ出し)」危険があります。
3. 温度(熱い?冷たい?)
高温では「硬化」して柔軟性を失い、低温では「ひび割れ」を起こします。使用温度範囲の確認は必須です。
【図解3】シール材の「3大失敗事例」
【実際のトラブル事例】
ある工場で、汎用パッキンを使用していたところ、
わずか1ヶ月で劣化し漏れが発生しました。
原因は、流体が想定以上に強い薬品だったことです。
材質をフッ素系に変更した結果、
交換頻度は1ヶ月 → 1年以上に改善されました。

❌ 失敗①:OリングのつぶしすぎNG!
締めすぎると亀裂(クラック)が入り寿命が激減。適正つぶし代(15〜30%)を必ず守る。
❌ 失敗②:フランジ締め付け不均一NG!
対角線順にトルク管理しないと面圧ムラで漏れ発生。トルクレンチで均等に締める。
❌ 失敗③:パッキンの交換サボりNG!
動く部分のパッキンは必ず摩耗する。放置するとシャフトまで傷つき高額修理に。
⚠️ 【鉄則③】シール材は「消耗品」。定期点検と早めの交換が設備を守ります。
用途別 選定フローチャート
フローチャートで大まかな方向性が決まったら、
次は材質ごとの特徴を確認します。
【保存版】ガスケット・パッキンの代表的な材質と耐性一覧
発注前 確認チェックリスト
よくある質問(FAQ)
はい。現物・写真・ラフスケッチでも対応可能です。まずはお気軽にご相談ください。
対応可能です。特注サイズ・特注材質にも対応しています。
はい。FDA対応・食品衛生法対応品もご用意しております。
一番の違いは「耐油性」です。油が触れる場所はNBR、水・蒸気が触れる場所はEPDMが基本です。迷ったらご相談ください。
48時間以内に回答します。緊急案件はお電話(052-461-4156)でご相談ください。
川島産業ならここまで対応できます
「図面がない」「規格が分からない」場合でも問題ありません。
・今使っているパッキンがすぐダメになる
・どの材質を選べばいいか判断できない
このような状態でも、使用条件から最適な材質をご提案できます。
「原因が分からなくても大丈夫。症状を話すだけで、材質の答えを出します。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
📝 この記事の監修
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
川島産業株式会社 技術営業部
Oリング・ゴム製品・工業用部品の材質選定・特注対応を
専門とする技術スタッフが監修しています。
【実績】
・創業以来、工業用ゴム部品の調達・選定を専門に対応
・年間50件以上の材質選定サポート実績
・図面不要・1個から・ラフスケッチでも対応可能
・NDA(機密保持契約)対応——試作・開発段階も安心
お問い合わせ:https://kawashimasangyo.co.jp/contact/
【まだ検討段階の方へ】
📋 シール材選定の判断基準をまとめた資料を無料でご活用ください
ガスケット・パッキンの材質比較表・発注前チェックリスト・失敗事例をまとめたPDFです
▼ このチェックシートをPDFで保存・社内共有する
[ガスケット・パッキン材質選定チェックシートを無料ダウンロード]
経験豊富なスタッフが、最適なシール材を一緒に選定します。
図面がなくても、現物・写真・ラフスケッチでも構いません。
「材質が分からなくても大丈夫。使用環境を教えるだけで、最適なシール材をご提案します。」
▼ 今すぐ無料で技術相談する
─────────────────────────────
図面不要 | 1個から対応 | 48時間以内ご回答 | NDA締結可
─────────────────────────────
👇 新人くんも必見!ゴムの基礎を今すぐマスターする 👇
