「とりあえず倉庫へ」が命取り?ゴムの寿命を分ける保管とケアの鉄則

漫畫タッチで描かれた、機能と見た目の両立に悩む設計エンジニアに、ゴム・TPE製品の特性(機能性、質感、デザイン性)を活かした設計術を提案する川島産業のベテラン技術者の様子。背景には機能的で美しい製品が完成し、喜ぶエンジニア。 ゴム製品

1.倉庫の隅で起きていた「サイレント劣化」

(数年前に納品された予備のパッキンを倉庫から出してきた新人くん)

新人社員
新人社員

予備のゴム部品、とりあえず袋のまま倉庫に積み上げておきました! 使うときに箱から出せば、新品同様に使えますよね?

技術担当者
技術担当者

ストップ! 実はゴム製品の劣化は、使っていない保管中にも着々と進んでいますいざ使おうとした時に「カチカチで割れている」「ベタベタして使い物にならない」というトラブルを防ぐには、保管場所の選定から勝負が始まっているのです。

2.保管の罠:ゴムの「4大天敵」を避けているか?

ゴムは外部環境の影響を非常に受けやすいデリケートな素材です。

  • 直射日光と高温多湿 紫外線や熱は、ゴムの分子鎖を切断し、ひび割れや軟化の原因になります。保管は**「冷暗所」**が鉄則です。
  • 重ね置きと接触 ゴム同士を重ねたり、異なる素材とくっつけて保管すると、変色や癒着、あるいは配合剤が滲み出る「接触汚染」が起きることがあります。
新人社員
新人社員

良かれと思って、種類ごとにゴム製品を輪ゴムで束ねて保管してたら、輪ゴムが食い込んで一体化してしまいました……。

こがプロの視点 製品を無理な形で放置すると「永久ひずみ」が残り、シール性能が失われます。一つひとつ丁寧に分け、変形させない状態で保管するのが長持ちのコツです

3.見えない敵の罠:オゾンクラックの恐怖

新人社員
新人社員

暗いし涼しいから、工場の大型モーターの横にある棚に保管しておきました。ここなら完璧ですよね?

それ、一番危ない場所です! モーターや高電圧機器の近くには、目に見えない**「オゾン」**が発生しています。NBR(ニトリルゴム)などの素材はオゾンに非常に弱く、引っ張られる方向に対してバサッと深い亀裂が入る「オゾンクラック」を起こします。保管場所の周りに電気機器がないか必ず確認してください。

4.メンテナンスの罠:良かれと思った「アルコール洗浄」

新人社員
新人社員

少し表面が粉っぽかったので、アルコールでピカピカに拭いておきました! これで清潔に使えますよね?

ちょっと待ってください! アルコールや強力な溶剤での拭き取りは、ゴム表面の劣化を早めたり、硬化・ひび割れを招くリスクがあります。

  • 正しい洗浄 汚れは中性洗剤と水で優しく洗い、自然乾燥させてください。
  • 正しいケア シリコンスプレーなどで適度に油分を補給すると、しなやかさを維持しやすくなります。

ゴム製品を長期間保管する場合は、いくつかの注意事項があります。

例えば、ゴム製のタイヤを長期間保管する場合は、直射日光や高温を避け、クールな場所で保管することが重要です。

5.図面がなくても、川島産業が「長寿命な設計」をサポートします

「保管に気を遣わなきゃいけない素材は面倒だな……」 「今の環境でも劣化しにくいゴムに変えられないかな?」 そんなお悩みこそ、私たちの出番です。

  • 耐候性素材への代替提案 屋外や厳しい環境でも劣化しにくいEPDMフッ素ゴムなど、環境に合わせた最適な素材を選定します。
  • ラフ絵からの図面化 「今使っている部品を改良したい」というご相談があれば、ラフスケッチからでも製造可能な3Dデータを作成し、最適な加工ルートをご提案します。
  • 量試作1個から 素材を変えて本当に寿命が延びるか、まずは1個から試作してテストすることも可能です。
新人社員
新人社員

保管場所を見直すと同時に、そもそも劣化に強い素材がないか、川島産業さんにラフ絵を見せて相談してみます!

経験豊富なスタッフが、最適な解決策を一緒に考えます。

「※図面の機密保持(NDA)についても柔軟に対応します。」

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