「とりあえずゴム」が事故を招く?プロが教える安全設計と規制対応の鉄則

漫畫タッチで描かれた、機能と見た目の両立に悩む設計エンジニアに、ゴム・TPE製品の特性(機能性、質感、デザイン性)を活かした設計術を提案する川島産業のベテラン技術者の様子。背景には機能的で美しい製品が完成し、喜ぶエンジニア。 ゴム製品

1. 新人がハマる「見た目が同じなら安全」という罠

(新製品の設計図を前に、材質欄に『黒ゴム』とだけ書き込もうとしている新人くん)

新人社員
新人社員

パッキンなんて、隙間を埋めて漏れなきゃいいんだよね。カタログにある一番安い『黒ゴム』を選んでおけば、安全性もコストもバッチリなはず!

技術担当者
技術担当者

ちょっと待ってください!ゴムの世界では「見た目が同じ」でも、中身(配合)が違えば、それは全く別の物質です。環境に合わない素材を選んでしまうと、製品の破損だけでなく、人体への影響や法規制違反という大きなリスクを背負うことになります。

2.安全性の罠①:見えない敵「オゾン」と「油

新人社員
新人社員

油に強いNBRを選んだから完璧!……と思ったら、モーターの近くで使っていたら数日でボロボロにひび割れてしまいました。なぜ!?

  • とし穴 NBR(ニトリルゴム)は「油」には最強ですが、電気機器から発生する「オゾン」や日光には無防備です。
  • 安全な使い方の鉄則 屋外やモーター周辺なら、耐候性に優れたEPDMCRを選ぶのが安全設計の基本です。

3. 安全性の罠②:「食品用=シリコーン」の思い込み

新人社員
新人社員

食品に触れるパッキンだから、安全なシリコーンゴムにしました。これで『食品衛生法適合』と言い切って大丈夫ですよね?

ここがプロの視点 シリコーンゴム自体は人体に無害で安全な素材ですが、製品として販売するには**「食品衛生法」**に基づく材質試験や溶出試験の証明が必要です。

  • 最新規制の注意点 2020年から始まった「ポジティブリスト制度」では、ゴムは現時点で対象外とされていますが、従来通りの溶出試験(ホルムアルデヒド等)による安全証明が実務では不可欠です。

4. 安全性の罠③:輸出先で「販売停止」!?化学物質規制の壁

新人社員
新人社員

RoHS指令はクリアしてるから安心!……えっ、EUの顧客から『REACHのSVHC(高懸念物質)の情報がないから受け取れない』って言われた!? 何それ!?

  • 落とし穴 RoHSが「入っていなければOK」なのに対し、REACH規則は「特定の物質が入っているなら情報を伝えろ」というルールです。
  • 川島産業のサポート 出荷先(EU/米国/日本)に合わせて、RoHS、REACH、TSCAなどの複雑な規制を「3つの分岐」で整理し、証拠書類(部品パック)の管理までお手伝いします。

5. 図面がなくても、川島産業が「安全な正解」へと導きます

「この用途で使って安全?」「最新の規制に適合している?」 そんな漠然とした不安こそ、私たちの出番です。川島産業は単なる部品屋ではなく、貴社の**「開発パートナー」**です。

  • ラフスケッチで相談OK 「こんな環境で使いたい」というイメージから、最適な素材選定と図面化をサポートします。
  • 試作1個から検証 安全性を確かめるための試作も、1個からスピーディーに対応。量産時のコストダウン(VAVE)も見据えた提案を行います。
新人社員
新人社員

素材の特性や規制を一人で抱え込むのは危ないな……。まずは川島産業さんにラフ絵を見せて、『安全な素材の選び方』から相談してみよう!

経験豊富なスタッフが、最適な解決策を一緒に考えます。

「※図面の機密保持(NDA)についても柔軟に対応します。」

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