ガスケット・パッキン

ガスケット・パッキン

1.図解でわかる!ガスケットとパッキンの違いと選び方

配管の継ぎ目やポンプの回転部から、液体やガスが漏れ出さないように封じる「シール材」。

現場では「パッキン」と一括りに呼ばれることも多いですが、実は**「ガスケット」と「パッキン」には明確な使い分けがある**のをご存知でしょうか?

適当に選んでしまうと、漏れだけでなく機械の故障や大きな事故に繋がることも。

この記事では、シール材の基本と「絶対に失敗しない選び方」を図解で分かりやすく解説します。

適当に選んでしまうと、漏れだけでなく機械の故障や大きな事故に繋がることも。この記事では、シール材の基本と「絶対に失敗しない選び方」を図解で分かりやすく解説します。

2.【図解1】「ガスケット」と「パッキン」の違い

最大の違いは、その場所が「止まっているか、動いているか」です。

「ガスケット」と「パッキン」の違い

・ガスケット(静的シール)

  • 役割: フランジなど、固定された接合面の隙間を埋めます。
  • 主な場所: 配管の継ぎ目、機器のマンホール、カバーの合わせ面。

・パッキン(動的シール)

  • 役割: ポンプの軸やバルブの棒など、回転・往復運動をする部分の漏れを止めます。
  • 主な場所: ポンプの軸封部、シリンダーのピストン、バルブの弁棒。

3.【図解2】シール材選びの「3大チェックポイント」

シール材選びの「3大チェックポイント」

1.流体の種類(何が流れる?)

  • 水、油、蒸気、あるいは強酸・強アルカリの薬品か?
  • 材質との相性(耐食性)が合わないと、ゴムが溶けたりボロボロになったりします。

2.圧力(どのくらい強い?)

  • 高圧の場合、柔らかすぎる材質だと隙間から「吹き飛ぶ(はみ出し)」危険があります。

3.温度(熱い?冷たい?)

  • 高温では「硬化」して柔軟性を失い、低温では「ひび割れ」を起こします。使用温度範囲の確認は必須です。

4.【図解3】こんな使い方はNG!シール材の「3大失敗事例」

「サイズが合っているから大丈夫」……その油断がトラブルを招きます。

シール材の「3大失敗事例」

1.OリングのつぶしすぎNG!

  • 漏れが怖いからと強く締めすぎると、ゴムに過度な負荷がかかり、**亀裂(クラック)**が入って寿命を縮めます。適正な「つぶし代」を守りましょう。

2.フランジの締め付け不足・不均一NG!

  • ボルトの締め付けがバラバラだと、面圧(押さえる力)が足りない場所から漏れが発生します。対角線順にトルク管理を行うのが鉄則です。

2.フランジの締め付け不足・不均一NG!

  • 動く場所で使うパッキンは、時間とともに必ず摩耗します。古いまま使い続けると、漏れるだけでなく高価なシャフト(軸)を傷つけてしまうため、定期的な点検・交換が必要です。

5.シール材選定の「虎の巻」

選定に迷ったら、以下の優先順位で検討してみてください。

  • 汎用なら: ジョイントシート(ガスケット)、ニトリルゴム(Oリング)
  • 高温・蒸気なら: グラファイト(黒鉛)系
  • 耐薬品・クリーン重視なら: フッ素樹脂(PTFE)系
  • 高圧・過酷な環境なら: 金属ガスケット(うず巻形など)

6.まとめ

シール材は、機械やプラントの「安全」を影で支えるヒーローです。

「どれを選べばいいか分からない」「今のパッキンがすぐダメになる」といったお悩みがあれば、ぜひ川島産業にご相談ください。

現場の状況(流体・圧力・温度)に合わせて、最適な「漏れない解決策」をプロの視点でご提案いたします。

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なぜ漏れた!?現場が凍りつく「Oリング3大失敗事例」と、新人が陥る罠

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